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冬の引っ越し

冬・雪の日の引っ越しで気をつけること|大雪で延期するときのキャンセル料・雪道・水道の凍結

更新日: 2026年9月29日 ・ 読了目安: 7分

※この記事にはPR(広告)を含みます。

12月〜2月の引っ越しは、雪や路面の凍結、水道管の凍結など、ほかの季節にはない注意点があります。この記事では、冬に引っ越す人に向けて、大雪で日程を変えるときのキャンセル料のルール、雪道の運転のルール、水道の凍結対策、当日の段取りを、国土交通省・水道局・気象庁の公式情報をもとにまとめました。

1. 冬の引っ越しの前にやっておくこと

冬の引っ越し 準備チェックリスト

電気・ガス・水道の手続きの流れは「電気・ガス・水道の引っ越し手続き」で解説しています。ガスの開栓には立ち会いが必要なことが多いので、早めに予約しておきましょう。

2. 大雪で延期するときのキャンセル料のルール

ほとんどの引っ越し業者は、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」をもとに契約します。約款では、キャンセルや延期の手数料について、次のように決められています。

項目 標準引越運送約款の内容
手数料がかかる場合 キャンセルや延期の原因が、申し込んだ人の責任によるもので、引っ越しの日の前々日・前日・当日に連絡した場合に限る
手数料の上限 前々日は見積書の運賃・料金の20%以内、前日は30%以内、当日は50%以内
業者が引き受けを断れる場合 天災その他やむを得ない事由があるときなど
注意:約款では、手数料がかかるのは「申し込んだ人の責任による」キャンセル・延期のときです。大雪で作業ができない場合の扱いは状況によって変わるので、見積もりのときに「大雪で延期する場合の扱い」を業者に確認し、できれば見積書に書いてもらいましょう。3日前までの連絡なら、キャンセル料はかかりません。

引っ越しの予約とキャンセル料のルールは「3月の引っ越しはいつまでに予約する?」でも解説しています。

3. 車で移動するときの雪道のルール

雪道の滑り止めは都道府県の規則で決まっている

積雪や凍結した道路での滑り止め(冬用タイヤやタイヤチェーン)のルールは、都道府県の公安委員会が定める規則(道路交通法施行細則など)で決められています。内容は都道府県によって違うので、通る都道府県の警察のWebサイトで確認しましょう。北陸3県のルールは、次の記事で紹介しています。

大雪のときの「チェーン規制」

国土交通省は、大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような、めったにない大雪のときに、峠など一部の区間で「チェーン規制」を行います。

項目 国土交通省の案内
冬用タイヤだけで通れる? 通れない。スタッドレスタイヤを付けていても、タイヤチェーンを付けていない車は、チェーン規制中の区間を通れない
使えるチェーン 自動車用品店などで売っているものなら問題ない。スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプでは通れない
ポイント:自分の車やレンタカーで荷物を運ぶ場合は、冬用タイヤとタイヤチェーンの両方を用意しておくと安心です。レンタカーのトラックを借りるときは、予約のときに冬用タイヤやチェーンがついているかを確認しましょう。車の住所変更の手続きは「引っ越し時の車の手続き」で解説しています。

4. 水道管の凍結に注意する

寒い地域では、冬に水道管が凍って水が出なくなったり、破裂したりすることがあります。引っ越しで家を空ける前後は、特に注意が必要です。

水道局の案内 内容
凍結しやすい気温 気温がマイナス4℃以下になると凍結しやすい。風当たりや日当たりによっては、これより高い気温でも凍結することがある(東京都水道局)
数日家を空けるとき 凍結が考えられる期間(12月〜3月上旬)に数日間家を空けるときは、メーターボックスの中のバルブを閉める(東京都水道局)
寒い地域の対策 凍結の防止には「水抜き栓」による水道管の水抜きが効果的(札幌市水道局)
凍ってしまったら 自然に溶けるのを待つか、凍った部分にタオルをかぶせて40℃くらいのぬるま湯をゆっくりかける。いきなり熱湯をかけると、水道管や蛇口が破裂することがある(東京都水道局)
注意:水抜き栓の場所や操作のしかたは、家によって違います。寒い地域の賃貸から引っ越すときは、退去の前に管理会社や大家さんに水抜きのしかたを確認しましょう。新居に入居するときも、水抜き栓の場所を最初に確認しておくと安心です。

5. 雪の日の引っ越し当日の段取り

やっておくこと

  • 前日と当日の朝に、雪の予報と道路の情報を確認する
  • トラックを止める場所と玄関までの通り道を除雪しておく
  • 玄関や床が濡れないように、養生(保護)を業者と相談する
  • 布団や段ボールが濡れないよう、ビニール袋に入れておく
  • 新居の暖房がすぐ使えるように準備しておく

避けたいこと

  • 予報を見ずに当日を迎える
  • 凍った階段や通路をそのままにして作業する
  • 冬用タイヤやチェーンなしで雪道を運転する
  • 濡れた段ボールをそのまま積み重ねる

雪の予報は、気象庁のWebサイトの「今後の雪(降雪短時間予報)」で、6時間先までの積雪の深さと降雪量の予報を確認できます。布団を濡らさずに運ぶ方法は「引っ越しの布団の運び方」で解説しています。

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6. よくある質問(FAQ)

Q. 大雪で引っ越しを延期するとキャンセル料はかかる?
A. 標準引越運送約款では、キャンセルや延期の手数料がかかるのは、原因が申し込んだ人の責任によるもので、前々日・前日・当日に連絡した場合に限られます。大雪のときの扱いは状況によって変わるので、見積もりのときに業者に確認し、見積書に書いてもらうと安心です。
Q. スタッドレスタイヤなら雪道はどこでも走れる?
A. いいえ。国土交通省によると、大雪のときに行われる「チェーン規制」の区間では、スタッドレスタイヤを付けていても、タイヤチェーンを付けていない車は通れません。雪道の滑り止めのルールは都道府県の規則でも決められているので、通る地域の警察のWebサイトも確認しましょう。
Q. 冬に引っ越しで家を空けるとき、水道はどうすればいい?
A. 東京都水道局は、凍結が考えられる期間(12月〜3月上旬)に数日間家を空けるときは、メーターボックスの中のバルブを閉めるよう案内しています。寒い地域では水抜き栓で水抜きをするのが効果的です。やり方は家によって違うので、管理会社や大家さんに確認しましょう。

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この記事を書いた人:引越ナビ運営者

北陸在住。引っ越しの手続きを期限つきで一覧にできる無料ツール「引越ナビ」を個人で開発・運営しています。記事は、国・自治体・事業者の公式情報を確認して作成しています。運営者情報

※ 本記事は、国土交通省(標準引越運送約款、チェーン規制について)、東京都水道局(水道管の凍結について)、札幌市水道局(水道を凍結させないためには)、気象庁(解析積雪深・解析降雪量、降雪短時間予報)の公式情報をもとに、2026年9月時点の情報で作成しています。雪道のルールや水道の扱いは地域によって違うため、お住まいの地域の警察・水道局・管理会社などで最新情報をご確認ください。