1. 手続きのスケジュール
ライフラインの手続きは、引っ越しの1〜2週間前に済ませておくのが理想です。特にガスの開栓は立ち会いが必要なため、早めの予約が重要です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2週間前 | 電気・ガス・水道の使用停止を連絡。ガスの開栓予約 |
| 1週間前 | 電気・水道の使用開始を連絡。インターネットの移転手続き |
| 引っ越し当日 | 旧居のメーター確認、ブレーカーOFF。新居のガス開栓立ち会い |
| 引っ越し後 | 使用量の確認、料金の精算 |
2. 電気の手続き
旧居の電気を停止する
現在契約している電力会社に使用停止の連絡をします。連絡方法は電話・Web・アプリのいずれかで、以下の情報が必要です。
- お客さま番号(検針票や請求書に記載)
- 現住所
- 使用停止希望日
- 新住所(最終料金の請求書送付先)
新居の電気を開始する
新居の電力会社に使用開始の連絡をします。新電力(楽天でんき、ENEOSでんき等)への切り替えもこのタイミングで可能です。
多くの場合、ブレーカーを上げれば電気は使えますが、スマートメーターの場合は事前に使用開始の申し込みが必要です。申し込みなしではブレーカーを上げても通電しないことがあります。
電気料金の精算
最終の電気料金は以下のいずれかで精算されます。
- 口座振替・クレジットカード:これまで通り自動引き落とし
- 振込票:新住所に届く振込票で支払い
- 現地精算:停止当日に担当者が訪問し、メーターを確認して精算(一部地域)
3. ガスの手続き
旧居のガスを停止する
契約しているガス会社に使用停止を連絡します。
- お客さま番号
- 現住所
- 使用停止希望日
- 立ち会いの要否(オートロックの場合は立ち会いが必要なことが多い)
新居のガスを開始する
ガスの開栓は必ず立ち会いが必要です。ガス会社の担当者が訪問し、以下の作業を行います。
- ガスメーターの開栓
- ガス機器の接続確認と安全点検
- ガス漏れがないかの確認
- 使用方法の説明
所要時間は15〜20分程度です。
都市ガスとプロパンガスの違い
| 項目 | 都市ガス | プロパンガス(LPガス) |
|---|---|---|
| 供給方法 | 地下のガス管で供給 | ボンベで個別配送 |
| 料金の目安 | 月4,000〜6,000円 | 月6,000〜10,000円 |
| 手続き先 | 地域のガス会社 | 物件指定のLPガス会社 |
| 選択の自由 | 自由化で選択可 | 物件により指定される場合が多い |
| ガス機器の互換性 | 都市ガス用のみ | LP用のみ |
4. 水道の手続き
旧居の水道を停止する
管轄の水道局に使用停止を連絡します。水道は地域の水道局(市区町村の水道部門)が管轄しています。
- お客さま番号(水道の検針票に記載)
- 現住所
- 使用停止日
立ち会いは原則不要です。
新居の水道を開始する
新居の管轄水道局に使用開始を連絡します。
- 電話・Webで使用開始の申し込み
- 入居後に蛇口をひねって水が出ることを確認
- 届いている「使用開始届」のハガキに記入して投函する方法もあり
水道料金の精算
最終の水道料金は、停止日にメーターを確認して日割り計算されます。精算方法は口座振替の継続、振込票の送付、またはクレジットカード払いです。
5. インターネット・電話の手続き
インターネット回線の移転
光回線の移転は工事が必要な場合があり、最も時間がかかるライフラインです。
- 現在のプロバイダに移転の申し込みをする
- 新居での開通工事の予約(2週間〜1ヶ月前が目安)
- マンションの場合、建物の設備状況を事前に確認
- 引っ越しシーズンは工事予約が2ヶ月待ちになることも
固定電話の移転
NTTの固定電話は116に電話、またはWebで移転手続きができます。同一市区町村内の引っ越しなら電話番号は変わりませんが、管轄が変わると番号が変更になります。
NHKの住所変更
NHKの受信契約をしている場合は、住所変更届が必要です。NHKのWebサイトまたは電話(0120-151515)で手続きできます。
6. ライフライン手続きチェックリスト
- 電気:旧居の使用停止を連絡
- 電気:新居の使用開始を申し込み
- ガス:旧居の使用停止を連絡
- ガス:新居の開栓予約(立ち会い日時の確定)
- 水道:旧居の使用停止を連絡
- 水道:新居の使用開始を連絡
- インターネット:移転の申し込み・工事予約
- 固定電話:移転手続き
- NHK:住所変更
- ガスの種類(都市ガス/LP)を確認、コンロの互換性チェック
7. よくあるトラブルと対処法
引っ越し当日にガスが使えない
最も多いトラブルです。ガス開栓の予約を忘れた、または予約が取れなかったケースです。当日でも対応してくれることがありますが、確約はできません。引っ越しの2週間前までに必ず予約しましょう。
電気がつかない
まずブレーカーを確認しましょう。アンペアブレーカー → 漏電ブレーカー → 各回路ブレーカーの順にONにします。スマートメーターの場合は、使用開始の申し込みが完了しているか確認してください。
水が出ない・濁っている
止水栓が閉まっている可能性があります。メーターボックス内の止水栓を開けてください。濁りがある場合は、しばらく水を流し続ければ解消されることが多いです。
旧居と新居の料金が二重にかかる
停止日と開始日を引っ越し当日に揃えることで二重課金を防げます。電気・水道は日割り計算なので、停止が1日遅れても大きな金額にはなりませんが、無駄な出費は避けましょう。
※ 本記事の情報は2026年9月時点のものです。手続きの詳細は各事業者の公式サイトでご確認ください。