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1. 見積もりはいつから・何日前に取る?
見積もりをいつ取るかに、法律や約款の決まりはありません。下は引越ナビの目安です。
| 引っ越しの時期 | 見積もりを頼む目安(引越ナビ) |
|---|---|
| 3月〜4月以外 | 引っ越しの1か月前ごろ(荷物の量や新居が決まってから) |
| 3月〜4月 | 引っ越しの日が決まったら、すぐ |
国土交通省によると、3月の引っ越しの件数は通常の月の約2倍です。3月〜4月に引っ越す場合の予約の目安は「3月の引っ越しはいつから予約する?」で解説しています。
2. 見積もりのルール(標準引越運送約款)
国土交通省は、引越運送のひな形として「標準引越運送約款」を定めています。この約款を使っている業者では、見積もりについて次のように決められています(第3条)。使っている約款は、見積もりのときに示されます。
- 見積料は請求しない。ただし、下見をした場合に限り、下見にかかった費用を請求することがある。その場合は、見積もりの前に金額を伝えて、了解を得る
- 見積もりのときに、内金・手付金などは請求しない(下見の費用を除く)
- 見積もりをしたら、見積書を発行する
- 見積もりのときに、約款を示す
- 見積書に書いた荷物の受取日の3日前までに、見積書の内容に変わりがないかを申込者に確認する
3. 訪問なし(電話・ネット)の見積もりでもいい?
約款では、下見(訪問しての見積もり)をした場合に下見の費用を請求できると書かれているだけで、下見をしないと見積もりができないとはされていません。電話やネットで見積もりを受け付けている業者もあります。
大切なのは、荷物の量や建物の条件を正しく伝えることです。約款では、実際の運賃などが見積もりより高くなった場合に、高い金額に直してよいのは、申込者の側の事情で見積もりの前提が変わったときに限るとされています(第19条第4項)。反対に、実際の運賃などが見積もりより少なくなった場合は、実際の金額に直すとされています。
- 引っ越しの日の候補と、時間の希望
- 今の家と新居の住所、建物の階数・エレベーターの有無、家の前の道の広さ
- 運ぶ大きな家具・家電(冷蔵庫・洗濯機・ベッドなど)と、段ボールのおおよその数
- エアコンの取り外し・取り付け、不用品の処分など、頼みたい作業
荷物が多い場合や、伝え方に自信がない場合は、訪問して見てもらうと見積もりの前提がはっきりします。下見の費用がかかるかどうかは、頼む前に確認しましょう。
4. 見積書で確かめること
約款では、見積書に次のことを書くことになっています(第3条第2項)。運賃などは、作業の内容ごとに分けて、わかりやすく書くことになっています(第3条第3項)。
| 見積書に書かれること | 確かめたいこと |
|---|---|
| 荷物の受取日時と引渡日 | 希望した日時になっているか |
| 発送地と到達地の地名・地番 | 今の家と新居の住所が正しいか |
| 運賃などの合計額・内訳・支払方法 | 何にいくらかかるのか。いつ、どう払うのか |
| 解約手数料の額 | キャンセルや日にちの変更をしたときに、いくらかかるか |
| 業者の名前・事業許可番号・住所・電話番号・見積もり担当者の名前 | どこに連絡すればいいか |
| 申込者と業者がそれぞれ行う作業の内容 | 荷造り・エアコン・不用品処分など、だれが何をするか |
5. キャンセル・日にちの変更の手数料
約款では、業者が解約手数料や延期手数料を請求できるのは、原因が申込者の側にあり、見積書に書いた受取日の前々日・前日・当日に解約や延期を伝えた場合に限られています(第21条)。
| 解約・延期を伝えた日 | 手数料(見積もりの運賃などに対して) |
|---|---|
| 受取日の3日前まで | かからない |
| 受取日の前々日 | 20%以内 |
| 受取日の前日 | 30%以内 |
| 受取日の当日 | 50%以内 |
- 手数料の計算に使う「見積運賃等」の料金は、積込み・取卸し・搬出・搬入・荷造り・開梱にかかるものに限られる(第21条第2項)
- 業者が3日前までの確認(第3条第7項)をしなかった場合は、解約手数料・延期手数料を請求しない(第21条第1項)
- 申込者の側の原因で解約した場合は、すでに始めた附帯サービスの費用(見積書に書いたものに限る)を別に払うことがある(第21条第3項)
6. 一括見積もりサイトを使う場合
いくつかの業者に見積もりを頼むときは、一括見積もりサイトを使う方法もあります。サイトによって提携している業者や、連絡の方法(電話・メール)が違います。一括見積もりサイトの違いは「引っ越し業者の選び方と見積もり比較」で解説しています。
7. よくある質問(FAQ)
- Q. 引っ越しの見積もりは何日前に取ればいい?
- A. 決まりはありません。引越ナビの目安では、3月〜4月以外なら引っ越しの1か月前ごろ、3月〜4月なら引っ越しの日が決まったらすぐです。国土交通省によると、3月の引っ越しの件数は通常の月の約2倍です。
- Q. 見積もりにお金はかかる?
- A. 標準引越運送約款では、見積料は請求しないことになっています。ただし、下見をした場合に限り下見の費用を請求することがあり、その場合は見積もりの前に金額を伝えて了解を得ることになっています(第3条第4項)。見積もりのときに内金・手付金なども請求しません。
- Q. 訪問なしで見積もりしてもらえる?
- A. 電話やネットで見積もりを受け付けている業者もあります。約款では、見積もりより高い金額に直してよいのは、申込者の側の事情で見積もりの前提が変わったときに限られます(第19条第4項)。荷物の量や建物の条件を正しく伝えましょう。
- Q. キャンセル料はいつからかかる?
- A. 標準引越運送約款では、申込者の側の原因で、受取日の前々日に解約すると20%以内、前日は30%以内、当日は50%以内の解約手数料がかかります。3日前までなら解約手数料はかかりません(第21条)。
- Q. 当日に見積もりより高い金額を請求されたら?
- A. 約款では、見積もりより高い金額に直してよいのは、申込者の側の事情で見積もりの前提が変わった場合に限られます(第19条第4項)。理由がわからない請求は、見積書を見せて説明を求めましょう。納得できないときは、消費者ホットライン「188」で相談できます。
※ 本記事は、国土交通省「標準引越運送約款」(最終改正 令和7年国土交通省告示第193号、第1条・第3条・第19条・第21条)と、国土交通省の引越時期の分散に関する報道発表の公式情報をもとに、2026年10月時点の情報で作成しています。見積もりの時期は引越ナビの目安です。実際の契約の条件は、業者が示す約款と見積書でご確認ください。